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1月31日火曜
急に思い出したこと
小学生か中学生の頃
いつもの席に座って今考えればそれほど仲の良い友達ではないけれど
たまに話すメガネの大人しい感じのひとりの子と喋っていた時のこと
その頃自然な光る髪が前髪の辺りに1本だけ生えていて
小さな頃ひいおばあちゃんに大事にするんだよと言われていたこともあり
その当時の私は見つけると「あ」っと大事に見ていた
突然何かに気付いたように私の髪を触り何かを掴み
何かを引っ張って抜いた
「何か抜いたの?」と聞いたら
その子は「白髪があってそれを抜いてあげたからもう大丈夫だよ」と
何日か経って光る髪1本が見当たらないことに気付いた
悲しい
だから私の心臓は痛くなっていった
小雪(しょうせつ)
魚のぬた
11月24(25)日 木曜(金曜)
日付が変わった
「魚のぬた」を観て祖母が作ってくれたご飯を思い出した。
うちの両親は共働きだったので
夕飯の時間を過ぎて帰ってくる母の代わりに
祖母がほぼ毎日夕飯を作ってくれた。
祖母が夕飯を作る台所は東の窓に面して
流しとコンロがあり
寒い季節も冷たい水で
手がガサガサになってもお湯でお皿を洗うことはなかった。
祖母のご飯は畑で採った野菜中心で
たまに苦いのやあまり子供が好んで食べることのない様なご飯もあった。
その中でも「魚のぬた」は今でも覚えていて
「ぬただ」と言って出してくれて
新鮮な魚の歯ごたえとぬたは私は好きだった。
毎日 一日中畑仕事をして
そのあと作ってくれる祖母のご飯を私はちゃんと作れているのか。
「ちゃんと手伝いを」と叱ってほしい。
小雪(しょうせつ)